あなたにもいるヘルペスウイルス

痒い症状が特徴のヘルペスと潜伏期間

ヘルペスという病気は、単純ヘルペスウイルスのI型、ないしはII型のウイルスを中心とした感染によって発症するもので、放置していると、数週間から1か月程度の期間にわたって症状が続くことがあります。
このウイルスはごくあふれたもので、単純ヘルペスウイルスI型のほうは、子どもなどが感染して、くちびるやそのまわりの皮膚などに、赤く小さな水ぶくれができ、その部分がむず痒い、刺すように痛いといった症状をひきおこすのが特徴です。I型の場合、ウイルスの潜伏期間は3日から1週間程度といわれており、感染してから割と早く発症します。
いっぽう、単純ヘルペスウイルスII型のほうは、下半身、それも性器やその周囲に感染しやすいというのが特徴であり、同じく感染した部分に水ぶくれができて、その部分が痒い、痛いというのが一般的な症状となります。ただし、免疫がない人が成長してからいきなりこのウイルスに感染して発症した場合には、38度以上の高い熱といった、やや重い症状があらわれることもあります。これは性行為によって異性から感染させられてしまうことが多く、ウイルスの潜伏期間としては、おおむね原因となる性行為のあったときから、1週間ないし2週間程度とされています。
いずれの場合についても、病院で適切な検査、診察を経て、抗ヘルペスウイルス薬の処方を受けて、患部に塗るか、または飲み薬を飲み下すなどしていれば、やがてウイルスの増殖活動がおさまり、痒い、痛いといった症状も改善します。
ただし、このヘルペスウイルスというのは、いったん感染してしまうと、完全に体内から駆逐するのは困難で、その後も神経節などに潜伏していますので、体調を崩して免疫力が低下すると、すぐに再発してしまうことも多いので、注意が必要となります。